タクシー・ストライキ in トリノ

三和 導代 です。

トリノに再びサルディニア島から国内線で到着しました。長年国視線として日本に乗り入れしていたアリタリア航空の国際線が廃止され、ここトリノまでのフライトも他社の国の航空会社なしでは到達することはできません。日本からですと、エールフランス、ルフトハンザ、KLMオランダです。いずれもゲートウエイである空港からトリノまでは小さな機種で乗り入れしています。常に満席状態ですので早期予約がないと難しい状況です。

さて今日はサルディニア島から2本のアリタリア航空の国内線でローマ経由にて乗り継ぎ、トリノに向かいました。国際線の」運行はやめながらも国際線は運行しています。しかし遅延はやはり以前からの通常の出来事、今日も予定通り?2本ともしっかり遅れてくれました。遅れるのはイタリアの文化ですので、致し方ないでしょう。

そして遅れてトリノ空港に到着。何といつも空港出口には白いタクシーがずっと並んでいます。しかし今日は1台もない。町へのバスにはあふれかえる人々の長蛇の列。何と2時間前からタクシーはすべてストライキ。空港の駐車場にはい白いタクシー、そしてドライバーがたむろしています。しかしどんなに交渉しても動いてくれません。

ホテル専用のタクシードライバーにやっと電話が通じても、もう既に深夜で寝ている。ホテルに電話してもレセプションのにはたったの一人体制でホテルを出ることはできない。どうにもならない。

結局ホテルまでは徒歩で。タクシードライバーには危険だからやめた方がよいと数人にアドバイスを受けますが、それだからと言ってタクシーを出してくれるわけではないのです。協定が結ばれていますので1台だけ出すことはできないのです。ホテルまでの道順を聞き出し、空港のカートにスーツケースを乗せて、いざ出発。満月に限りなく近づいた空を眺めながら、車道を通りながらホテルへ。空港から一番近い4つ星ホテル、しかし閑散としたトリノ空港。都会の空港とは別世界です。直線距離で1キロほどですが、道はありません。車でも遠回りをしないと到着できないポツンと立っているホテルです。

ホテルに到着。私たちの空港のカートに荷物を運んだ姿を見てびっくり。たった一人の若い男性のレセプションでした。これでは空港へのお迎えの車は出せませんね。突然のタクシーのストライキ、大ありです。しかし日本では体験することのできない貴重な月空の中の空港からホテルまで、カートを引きながらの旅となりました。

すべてOKで受け入れることにより、新たに道が開けてくるのです。楽しい旅の始まりです。

Miwa World

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどる旅。これまでに訪れた国は150ヶ国を超えています。